出演者のことば2

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ロッシーニ/ボレロ
R.シュトラウス/夜にOp.68-1
植松真美・松本真理子/母
ソプラノ 荻野育子
ピアノ 森田真紀
「ボレロ」‥スペインの伝統的な舞踏のリズムは大地に生きる人々の生命力そのもの。情熱的な歌詞がついていて、ロッシーニらしく躍動感に満ちたパッセージが何度も繰り返し、聴く者に高揚感を与えます。
今回、私にとって、新しいレパートリーです。
それとはまったく違う雰囲気を纏ったR.シュトラウスの「夜に」。神々しく神秘的な夜。大宇宙の銀河の世界を、ダイナミックに変化しゆくハーモニーで表現。
冒頭の、「聖なる夜よ!星に彩られた天の平安! 光が引き裂いていたあらゆるものが再び結び合わされる」というブレンターノの詩の一節に、引き込まれ、圧倒されます。
なんとゴージャスな輝かしい夜なのでしょう。音の無い静寂な世界の中で、人間の耳に聞こえない何かが大音量で鳴り響いているかのよう。
とても気に入っているとっておきの一曲です。
そしてもう一曲は、誕生して50周年を迎える「母」。平凡で素朴な母。永遠に変わることのない感謝と尊敬。その本質は宇宙をも包みゆく慈愛。そのような思いを込めて人類の母を讃え、歌いたいと思います。
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サン=サーンス/アレグロ・アパショナート
山本綺羅
シャルル・カミーユ・サン=サーンス(1835- 1921)は、フランスの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、指揮者として活躍しました。
この曲の作曲時期は不明ですが、1873年に友人のチェロ奏者であるラセールによって初演され、同時に献呈されたそうです。
『アレグロ・アパッショナート』とは、イタリア語で「情熱的に、快活に」という意味の音楽用語です。
難しい箇所がいくつもあり、練習しても自分の演奏に中々納得出来ない日が続きました。
今日はこんな素敵な曲を作曲したサン=サーンスに、そしてレッスンで教えて下さった野村先生に感謝の心を込めて演奏したいと思います。
※現在、中学1年生。
4歳からチェロを始める。
ソロ、バイオリンとのデュオや、学生チェリストによる『カザルス会』のメンバーとしてアンサンブルの演奏活動をしている。
時本野歩氏、野村朋亨氏に師事。バイオリニストのルッツ・レスコヴィッツ氏のプライベートレッスンを定期的に受講している。
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ショパン/幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
山本煌
この曲は、冒頭の右手と左手のリズムが違うところが、慣れるまでは練習が大変でしたが、練習を重ねるうちにショパンの音楽の魅力を感じるようになりました。
勢いのあるかっこいい部分と美しい中間部を対比させて表現したいです。
このひまわり会のコンサートでも演奏できることも嬉しく思います。
これからもショパンやその他の作曲家の作品も学んで、皆さんに喜んで頂ける演奏を目指していきたいです。
※現在、中学1年生。2歳よりヤマハ音楽教室に通い、小学1年生より4年間ジュニア専門コースに在籍。ソロ、アンサンブル、ソルフェージュ、編曲を学び、特に作曲を大久保みどり氏に師事。ピアノソロを赤松林太郎氏指導のもと兵庫三田アカデミーにも在籍。2021年日本バッハコンクール神戸地区大会優秀賞・全国大会出場、兵庫県学生ピアノコンクール丹有地区大会で2022年銅賞、2023年・2024年銀賞を受賞。
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ドニゼッティ/歌劇「ランメルモールのルチア」より「あたりは沈黙に閉ざされ」
ソプラノ 坂爪美紀
この曲は、19世紀前半のイタリアを代表する作曲家の一人、ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)が作曲したオペラ「ランメルモールのルチア」の中の一曲です。ドニゼッティは「愛の妙薬」などの喜劇的な作品から、「ランメルモールのルチア」などの悲劇的な作品まで、多くのオペラを残しました。
「あたりは沈黙に閉ざされ」は、主人公ルチアが愛する人との未来に思いを馳せながら、静かな夜の庭園で歌う場面の曲です。冒頭は静かで幻想的な雰囲気に包まれていますが、次第に音楽が大きく変化し、ルチアの揺れ動く心情が表現されていきます。穏やかさの中にも不安や切なさ、愛する人への思いなど、さまざまな感情が込められています。
私はこの曲の中で移り変わっていく音楽や、ルチアの心情の変化を大切に表現したいと思っています。一つひとつの音や言葉に思いを込め、聴いてくださる方にも、曲の情景やルチアの心の動きを感じていただけたら嬉しいです。
※声楽を中学2年生より約8年間学ぶ。九鬼桂子先生に師事。
現在、大阪公立大学3回生
2023年 長江杯国際音楽コンクール 高校の部 第3位受賞
2025年 長江杯国際音楽コンクール 大学の部 第2位受賞
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バッハ=グノー/アヴェ・マリア BWV 846
1st井田伸恵
2nd森田真紀
バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》より「前奏曲 第1番 ハ長調 BWV 846」に、19世紀フランスの作曲家グノーが美しい旋律を重ねて生まれた名曲です。
静かに流れる和音の重なりが繊細に変化する上に、祈りのようなメロディーが響きます。
アヴェとは「あなたに祝福がありますように」という敬意と祈りを込めた呼びかけと訳されます。
この度は2台のピアノにて…
時代を超えた美しさを感じながら素敵な演奏をお届けできればと思います。
14
モーツァルト/ 2台のピアノのためのソナタニ長調k.448
第1ピアノ 塚本久美子
第2ピアノ 山脇育子
1781年25歳の時に、ウィーンで作曲されたこの曲は、優秀な弟子とモーツァルト自身が共演するために作られた作品です。
明るく華やかな名曲として知られ、多くの人に愛されています。
第1楽章 力強いユニゾンで始まり、2台のピアノが生き生きと旋律を掛け合います。
伸びやかな曲想によって、とても爽やかな印象を与えています。
第2楽章 美しく歌うような優雅な楽章です。セコンドの伴奏に乗ってプリモが優しい静かな旋律を歌い上げます。
第3楽章 軽快な親しみやすいロンド形式の楽章です。テーマはトルコ行進曲のリズムに似ているとも言われています。最後は長いコーダで華やかに終わります。
プリモとセコンド共に同じ旋律を交互に演奏、または呼応することが多いこともこの曲の特徴のひとつです。
互いに聴き合い、表現や音のバランスなど、各パートの役割を果たしながら、美しい音でモーツァルトらしく演奏することは、技術的にも容易なことではありませんでした。
今年は、2台のピアノをお借りしての演奏会となります。
そのことに感謝しつつ
2台ならではの演奏の喜びを少しでも表現する事ができたらと、思っております。
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ブラームス/ ハンガリー舞曲WoO.1 第4番 第5番
第1ピアノ 田岡亜弥
第2ピアノ 塚本久美子
『ハンガリー舞曲集』は、ブラームスがヴァイオリニストのエドゥアルド・レメーニの伴奏者として、ドイツ各地を演奏旅行した際に出会った〝ロマの民族音楽〟に基づいて編曲した舞曲集で全部で21曲あります。
最初はピアノ連弾のために書かれましたが、後にブラームス自身と他の作曲家によってオーケストラ、2台ピアノ等様々な形に編曲されています。
今回演奏する第4番は、『民族音楽』を感じさせる哀愁を帯びた旋律から始まりますが、軽快な舞曲のリズムに移行したりと、変化に飛んだ内容で、それぞれの特徴はとても魅力的です。その変化をとらえて演奏する事は、奏者の醍醐味でもありますが、難しさでもあります。
第5番はオーケストラで演奏されることが多く、21曲中1番聴き慣れた有名な曲です。
2台のピアノで少しでも、オーケストラの音の厚みや広がりを表現できたら嬉しく思います。
ブラームスの作曲ではなく『民族音楽』の編曲として、世に出した曲ですが、多くの人に愛され続けています。
いずれの曲もブラームスの好んだ『民族音楽』を感じて頂ける様な演奏をしたいと思います。
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中田喜直/夏の思い出
片平昌美
山脇育子
田岡亜弥
井田伸恵
「夏の思い出」は
作詞家江間章子と作曲家中田喜直が、戦後すぐの1947年(昭和22年)、NHKから「夢と希望のある歌をお願いします」と依頼され作った歌曲です。
江間が思い浮かんだのが、戦中に、たまたま訪れた尾瀬で目にした、一面に咲き乱れるミズバショウの風景で、そのときに「夢心地」と感じた感動を詩にしました。
NHKラジオ歌謡にて発表された曲ですが、作曲家自らの手で、女声合唱版、混声合唱版に等に編曲され、長く歌われ親しまれています。
1974年に作曲者自身の手によって、2台8手にも編曲されました。慣れ親しんだ曲をピアノだけでアンサンブルする事を楽しめますが、シンプルな曲を4人で息を合わせて奏でる難しさもあります。
多彩な音色とパッセージで
詞とはまた違ったかたちで
平和で穏やかな日本の風景をお届けしたいと思います。


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