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執筆者の写真会 ひまわり

出演者のことば2※プログラム⑧〜⑫

プログラム後半の出演者のことばを掲載致します。


⑧ベートーヴェン ピアノソナタ「月光」Op.27-2 第1楽章

テノール 総毛 創

ピアノ 麗音めぐみ


ことば︰麗音めぐみ

 今回はメモリアルコンサートのために特別にテノール歌手の方とともに「月光」を演奏いたします。

どうぞお聴きください。



⑨シューマン /リスト 献呈

井上知日子

 シューマンは、献呈という歌曲を自身の結婚に際して作曲し、妻に捧げました。

リストがその歌曲をピアノソロ用に編曲した「愛の歌」を、恩師・鈴江先生を想い、感謝の意を込めて演奏させていただきます。



⑩R.シュトラウス 万霊節

ソプラノ 荻野育子

ピアノ 井上知日子


ことば:荻野育子

 R.シュトラウスの「万霊節」。歌詞に「もう一度あの深い眼差しを見せておくれ。今日一日、再び私のところへどうか戻ってきて。」とあります。心を込めて歌いたいと思います。


ことば︰井上知日子

 シュトラウス作曲の歌曲、万霊節は、故人を想う歌です。今日ここに、偉大なる鈴江先生のお命を感じたいと思います。




⑪ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3番Op.37 第1楽章

塚本久美子

一瀬圭子


ことば︰塚本久美子

 鈴江先生は生涯において勉強熱心であられた。歳を重ねる毎に、より情熱的に、東京へ本場ヨーロッパへと、生徒を連れて足を運ばれた。私は中学生の時、先生とお会いし、高校に入ると、本格的に勉強をする道を進めて下さったが、我が家に和服で運転して、父に会いにきて下さったお姿を覚えている。

 今夜演奏する、情熱的なベートーヴェンのピアノ協奏曲は、昨秋、先生のご希望された曲。ベートーヴェンを愛された鈴江先生へも、そして、あたたかい聴衆の皆様にも感謝の思いで演奏したい。


⑫ショパン ピアノ協奏曲 第1番 Op.11 第1楽章

ソロピアノ 山脇育子

オーケストラパート 一瀬圭子


ことば︰山脇育子

  「苦楽園口に素晴らしいピアノの先生が来られた」と母に連れられて鈴江先生に出逢ったのは4歳の時でした。ピアノを辞めたくなった時も進学や子育てで悩んだ時もいつも笑顔で「私が祈ってるから大丈夫」と大きな愛で包んでくださいました。去年11月「来年のコンサートで弾きたい」と先生と約束したショパンピアノコンチェルト。胸を打つ切ないメロディーで親しまれる名曲です。表情豊かな旋律や繊細な表現、ピアノの技巧を活かしたこの曲を、今夕、心を込めて弾きたいと思います。

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